概  要
 ユニット長挨拶

生命科学先端研究支援ユニット長
田渕 圭章

 2023年4月より研究推進機構研究推進総合支援センター長を拝命いたしましたのでご挨拶申し上げます。私は、1988年に富山医科薬科大学薬学部修士課程を修了後、製薬会社を経て1999年に母校医薬大の遺伝子実験施設の助手に着任しました。それ以降、医薬大と統合後の富山大学杉谷キャンパスにおいて、二十数年に渡り共同利用施設の教員として施設の管理・運営と研究・教育に携わっております。
 研究推進総合支援センターは、五福キャンパスの自然科学研究支援ユニット、設備サポート・マネジメントオフィスと杉谷キャンパスの生命科学先端研究支援ユニットで構成されています。センターの活動等に関しましては、大学のホームページや本センター年報に詳細が記載されていますので是非ご覧ください。昨年度、大学の運営予算が厳しい状況ではありましたが、自然科学研究支援ユニットに高品質の透過型電子顕微鏡用試料を作製できるフィスキオーネ社の低エネルギーイオンミリング装置と16サンプルまで同時に対応可能なプロメガ社の自動核酸精製装置が設置されました。生命科学先端研究支援ユニットでは、動物実験施設全面改修(V期棟)が行われ、新規に高圧蒸気滅菌装置等が設置されこれまでよりもクリーンかつ省エネルギー環境下で動物実験が行えるようになりました。さらに、ABSL3対応の感染実験室が整備され、新興感染症の新たな予防法・治療法の開発を推進する環境が整いました。2021年、地方大学・地域産業創生事業費で設置された高分解能精密質量分析装置(Q Exactive? Plus四重極/Orbitrap ハイブリッドシステム;サーモフィッシャーサイエンティフィック社)が今年度より分子・構造解析施設に移管され共用がスタートしました。本学では、新たに導入する研究用設備・機器は原則として共用とすることとなり、その利用窓口として自然科学研究支援ユニットと生命科学先端研究支援ユニットが位置づけられています。大学の資産がより一層有効利用されることを期待しています。
 世界情勢の不安定化等により、光熱費が大幅に上昇し、当センターを含む大学の運営にも大きな影響を与えています。これを受けて大部分の機器の利用料金の見直しをせざるを得ない状況です。利用者の方々には更なるご負担にはなりますが、ご理解していただきますようよろしくお願い致します。最後になりますが、学内外の研究者に貢献できますようセンター職員一同更なる努力をしてまいりますので、今後ともご支援、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
(令和5年7月記)

 ●生命科学先端研究支援ユニット歴代ユニット長挨拶
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