ユニット長挨拶

生命科学先端研究支援ユニット長
笹岡 利安

  2017年4月より、研究推進総合支援センター副センター長、生命科学先端研究支援ユニット長を務めていますので、ご挨拶申し上げます。
  富山大学での特色ある研究を推進し発展させるための機能強化を図るため、生命科学先端研究センターを「生命科学先端研究支援ユニット」に改組してから3年半が経過しました。当ユニットは、五福キャンパスの「自然科学研究支援ユニット」とともに、「研究推進機構」の「研究推進総合支援センター」としての役割を担っています。また、本年4月には、文部科学省から採択された「設備サポートセンター整備事業」の一環として、研究推進総合支援センター内に「設備サポート・マネジメントオフィス」を設置し、両ユニットがより協力して富山大学を始め富山県の産業界にも貢献できるよう、研究設備の公開と使用説明の拡充に取り組んでいます。特に当ユニットでは、生命科学分野での研究の推進を支援するとともに、教育や社会貢献にも寄与することで、世界と地域に向けて研究成果を発信し、将来を担う人材を育成することに教職員一同で努めています。
  生命科学先端研究支援ユニットでは、教育研究推進・支援体制の機能強化と効率化のための組織再編を行い、教員構成を准教授4名、助教2名から教授2名、助教3名(又は講師1名、助教2名)の見直しに取り組んでいます。現在まで教授2名、助教2名の配置が完了して、教授を中心とする体制構築が整っています。これにより、高度な研究能力を有することに加えて、施設の事情や関連する知識に通じた人材を得て研究支援を行い、多くの研究者への技術のみならず、高度研究情報の提供などで成果を上げています。今後さらに生命科学分野の先端的研究の推進を支援する基盤組織として、機能的で効果的な組織の運営体制を構築するためには、当ユニットの「動物実験施設」、「分子・構造解析施設」、「遺伝子実験施設」及び「アイソトープ実験施設」の枠組みを維持した教員配置に継続して取り組み、平成30年度末をめどに人員配置を完了する必要があります。当ユニットの4施設がうまく融合して一体となり、配置した専任教授を中心としたグループ体制での運営により、高度な教育研究支援機能を発揮していきますので、引き続き当ユニット4施設の運営・管理に、皆様のご指導とご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
(平成30年7月記)