大学院自由科目「バイオサイエンス研究技術実習」
「バイオサイエンス研究技術実習」は、薬学研究科及び医学系研究科の自由科目(大学院修了要件単位にはならない)として、平成13年度から旧実験実習機器センター運営委員を担当教員として開講されてきました。
測定原理の解説や実際の研究に即した講義と、試料調製から結果の解析までの一連の実験ができるようになることを目的とした実習とからなり、センターの5部門に対応する5コースを開講してきました。
その後、平成17年と27年の改組を経て、当施設は「研究推進機構 研究推進機構総合支援センター 生命科学先端研究支援ユニット 分子・構造解析施設」となりましたが、「バイオサイエンス研究技術実習」は生命科学先端研究支援ユニット担当科目として引き継がれています。
平成27年度現在は「医学薬学教育部(薬学領域)(修士課程)」の自由科目として登録されています。
当分子・構造解析施設では、4つの系に対応した4コースを設け、実習指導は主に技術職員が担当し、施設長が委嘱する教員に講義をお願いしています。
開講日程は、決まり次第順次お知らせします。
平成27年度 講義・実習 日程(最終更新 6/25/2015)
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1.構造・物性解析コース
「NMR・MSによる有機化合物の構造解析」(平成27年度日程)
講義担当: 杉本 健士 准教授(医学薬学研究部 薬品製造学研究室)
実習担当: 澤谷 和子
実習目的:
核磁気共鳴分光法、質量分析法は有機化合物の同定や構造解析のために必須である。この実習では、その基礎と応用の測定実習を行うとともに、スペクトルのデータ解析による分子構造決定の演習を行い、学位論文研究の実施に必要な基礎・応用知識をより確実に修得する。
実習概要:
実習を通して NMR 装置と MS 装置の原理、試料のサンプリング方法、装置の取扱法、スペクトルの解析方法などを学ぶ。なお、NMR の理解を助けるために、事前にビデオと講義で説明を受けるようにカリキュラムが組まれている。
・平成27年度日程
実習担当: 澤谷 和子
実習目的:
核磁気共鳴分光法、質量分析法は有機化合物の同定や構造解析のために必須である。この実習では、その基礎と応用の測定実習を行うとともに、スペクトルのデータ解析による分子構造決定の演習を行い、学位論文研究の実施に必要な基礎・応用知識をより確実に修得する。
実習概要:
実習を通して NMR 装置と MS 装置の原理、試料のサンプリング方法、装置の取扱法、スペクトルの解析方法などを学ぶ。なお、NMR の理解を助けるために、事前にビデオと講義で説明を受けるようにカリキュラムが組まれている。
・平成27年度日程
2.細胞生物学系コース
「フローサイトメーターを用いた細胞解析」(平成27年度日程)
講義担当: 岸 裕幸 准教授(大学院医学薬学研究部 免疫学講座)
実習担当: 川原 昌彦
実習目的:
フローサイトメーターは、一列に並ぶように調整した細胞の流れにレーザービームを照射し、細胞から発する散乱光や蛍光等を指標に細胞を分析または分取する装置で、今日、遊離細胞の研究には不可欠な装置である。この実習では、その原理を理解するとともに、操作方法の基礎を修得する。
実習概要:
細胞の代わりに装置調整用のビーズを用いて、装置の調整操作と蛍光標識した細胞の模擬分析を行い、基本的な操作方法を修得する。
・平成27年度日程
実習担当: 川原 昌彦
実習目的:
フローサイトメーターは、一列に並ぶように調整した細胞の流れにレーザービームを照射し、細胞から発する散乱光や蛍光等を指標に細胞を分析または分取する装置で、今日、遊離細胞の研究には不可欠な装置である。この実習では、その原理を理解するとともに、操作方法の基礎を修得する。
実習概要:
細胞の代わりに装置調整用のビーズを用いて、装置の調整操作と蛍光標識した細胞の模擬分析を行い、基本的な操作方法を修得する。
・平成27年度日程
3.生化学系コース
「機器によるタンパク質の構造解析と分子量測定」
講義・実習担当: 五味知治
実習目的:
各種ゲノム計画も終了段階を迎え、タンパク質の解析が重要になってきている。個々の研究においては必ずしもプロテオミクス的な網羅的解析は必要としないが、そこで利用されている解析手法を学び、蓄積されたデータを有効利用することは必要である。この実習では、今後の研究においてタンパク質のアミノ酸配列と分子量解析を必要とする大学院生が、解析機器の操作法に習熟するとともに、得られた結果のコンピュータによる解析手法を修得する。
実習概要:
飛行時間型質量分析計を用い、ペプチドマス・フィンガープリント法によるタンパク質の同定を行う。
・平成23年度日程;終了
実習目的:
各種ゲノム計画も終了段階を迎え、タンパク質の解析が重要になってきている。個々の研究においては必ずしもプロテオミクス的な網羅的解析は必要としないが、そこで利用されている解析手法を学び、蓄積されたデータを有効利用することは必要である。この実習では、今後の研究においてタンパク質のアミノ酸配列と分子量解析を必要とする大学院生が、解析機器の操作法に習熟するとともに、得られた結果のコンピュータによる解析手法を修得する。
実習概要:
飛行時間型質量分析計を用い、ペプチドマス・フィンガープリント法によるタンパク質の同定を行う。
・平成23年度日程;終了
4.形態系コース
「透過電子顕微鏡の原理と試料作製」(仮)
講義担当: (未定)
実習担当: 西尾和之
実習目的:
形態学研究において電子顕微鏡の果たす役割は大きい。また近年は形態学以外の分野においてもその需要が高まっている。この実習では、透過電子顕微鏡について、その原理と構造を理解し、細胞の内部構造を観察する際の試料作製方法と操作方法を修得する。
実習概要:
ラットの腎臓を用いて試料作成(固定、脱水、包埋、超薄切)を行うとともに、透過電子顕微鏡の基本的原理の学習と操作の実習を行う。
実習担当: 西尾和之
実習目的:
形態学研究において電子顕微鏡の果たす役割は大きい。また近年は形態学以外の分野においてもその需要が高まっている。この実習では、透過電子顕微鏡について、その原理と構造を理解し、細胞の内部構造を観察する際の試料作製方法と操作方法を修得する。
実習概要:
ラットの腎臓を用いて試料作成(固定、脱水、包埋、超薄切)を行うとともに、透過電子顕微鏡の基本的原理の学習と操作の実習を行う。