平成6年3月末に、遺伝子情報解析システムという名目で、多くの実験用機器が実験実習機器センターに導入された。それらの管理のため生化学系部会が設立されたが、昨年度の使用実績調査によると、少々ばらつきはあるものの、多くの機器が利用され、研究に役立っていることが示唆されている。
機器類については、既に『富山医科薬科大学共同利用施設情報第八号』に紹介されているが、ここでは、これらの機器類を、一層、日常の研究に役立てて頂くため、それらの使用のための手続きなども含めてあらためて紹介することとした。
生化学系部門は平成6年4月8日に設置され、同日開催された第一回部会では機器類の使用と管理法について討議し、運用の基本方針として、下記のとおりの合意点が了承され、申し合わせ事項とした。
平成6年度は新設機器類であったこともあり、生化学系部門を大過なく運営することができた。この点に関しては、多大なご協力を賜った世話係諸氏に厚く御礼を申し上げたい。また、今後も更にこれらの機器類が研究に活用されることを念じているので、そのための適切な提案があればご意見を賜りたい。
平成6年第一回生化学系部会での承認に基づき、本部会が管理する機器を利用する講座全てから、初期運営資金として登録費の名目で2万円を徴収し、発足時の維持費にあてて参りました。しかし、今後数年は機器の維持費の経常的な予算を見込めるようになりましたので、この登録費相当分の各登録講座への返還手続きを司計係に依頼致しました。