第76回生命科学先端研究センター
学術セミナー

　講師の濡木先生は、20種類のアミノアシルtRNA合成酵素のうち10種類について酵素・基質複合体のＸ線結晶構造解析を行い、アミノ酸およびtRNAの厳密な認識機構の構造基盤、特に誤りの校正機構の分子メカニズムを解明し、国際的に先駆的な役割を果たされています。 また、DNAから転写されてできた前駆体tRNAが修飾を受けて成熟する過程や、遺伝暗号が進化的に拡張されてきた構造基盤を解明されました。 さらに最近では、翻訳後のタンパク質の細胞外への輸送に関わる膜タンパク質の構造生物学的研究にも大きな成果をあげられています。
　最近５年間に限っても、Nature, Science. Cell 誌の論文だけで１０報を越えており、この分野のホープでありトップランナーです。
　この度、お忙しい合間を縫って、富山にてご講演頂けることになりました。
　皆様この機会を逃されることなく、是非ご来聴下さい。

　御講演内容については、センタートップページにあるポスター（pdf）を御覧下さい。

　参考：濡木研究室ウェブサイト