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FACSCelesta
自動細胞分析装置
(ベクトン・ディッキンソン FACSCelesta)
【用途の大要】
細胞懸濁液を流体中において単細胞に分離するとともにその下流で連続的にレーザー光を照射することによって、多量の細胞の散乱光や蛍光の強度を高速・高感度で測定できます。
旧型セルアナライザーのFACSCantoIIと同機能ですが、検出可能な蛍光数、検出感度、サンプル解析速度など性能の面で優れています。(以下「性能比較」の項目を参照ください。)
【仕様】
- 導入年月:2020年2月
- 型式:3レーザー12カラータイプ
- レーザー光波長:検出蛍光波長帯
- 検出感度
- 蛍光
FITC : 25 MESF , PE : 15 MESF , PE-CyTM5 : 10 MESF(MESF: Molecules Equivalent Soluble Fluorophores)
- 前方散乱光,側方散乱光
リンパ球、単球、顆粒球にそれぞれ3分画が検出可能(ヒト末梢血で赤血球を溶血したサンプル)
- 最小検出粒子径
SSCで0.3μm外径のビーズが検出可能
- 流路系
- サンプリングレート
Low : 12μL/min, Med : 35μL/min, High : 60μL/min (それぞれ調節可)
- サンプル解析速度
25,000 event/sec
- 制御・解析コンピュータ
- OS:Windows (英語版)
- 制御・解析ソフトウェア:FACS Diva(ver.9)
- 性能比較

【使用上の注意】
- 利用は説明会の受講者自身、あるいは受講者の付き添いがある場合に限るものとします。
- 予約上限は3時間です。
- サンプルに凝集塊などがあると流路が詰まるので、測定直前に再度メッシュに通してボルテックスミキサーにかけてからセットしてください。
- データはハードディスクに保存せずに、各自USBメモリなどで持ち帰ってください。
(USBメモリは、事前に各研究室でウィルスチェックを行い、かつ、細胞分析室(1)に備え付けのPCでチェックしてから使用すること。)
- 起動したままの次の利用者への引継ぎは対面もしくは電話で確実に行ってください。(1時間以内
に使用できる場合に限る。)
【利用料金】
- 使用に伴う諸経費は、受益者負担となっています。
- 基本料金および消耗品代を使用簿に基づいて予算振替えします。
「料金表」(学内限定)参照
【管理担当者】
暫定改訂(10/6/2021)
生命科学先端研究支援ユニット 分子・構造解析施設