ホーム>
設置機器>
生化学系機器|2階>
蛋白質構造解析室>
表面プラズモン共鳴検出-分子間相互作用解析装置
表面プラズモン共鳴検出装置
(GEヘルスケア Biacore T200)
【用途の大要】
Biacoreは、表面プラズモン共鳴という光学現象を利用して分子間の相互作用をラベルなしでリアルタイムにモニターする装置です。
対象は、タンパク質間相互作用、タンパク質と脂質、核酸、低分子化合物、あるいは細胞との相互作用、更には核酸-核酸相互作用など様々な分野に及び、その用途は、分子間の特異的結合の検討(スクリーニング)、解離定数の算出、反応速度定数の算出、分子間の特異的結合を利用した濃度測定、熱力学的定数の算出など、多岐にわたります。
【仕 様】
- 解析時間(Analysis time):2〜15 min/cycle:
- 試料添加容量(Injection vol.):2〜350μL
- 必要試料容量(Required sample vol.):試料添加容量+20〜50μL(Injection vol. + 20-50μL)
- フローセル数,容量(Flow cells):4 × 0.06μL
- 試料/試薬数(Sample/reagent capacity):
96穴/384穴プレート1枚と最大33本のバイアル(1×96- or 384-well microplate and up to 33 reagent vials)
- 測定温度(Analysis temp.):4℃〜45℃(下限:室温以下20℃;lower limit: 20℃ below rt)
- 試料ラック温度(Sample storage):4〜45℃(下限:室温以下15℃;max. 15℃ below rt)
- 典型的な測定範囲(Typical working ranges)
- 結合速度定数(Association rate constant)(ka):
・Proteins: 103〜3 x 109/M/s
・LMW molecules: 103 to 5 x 107/M/s
- 解離速度定数(Dissociation rate constant)(kd):10-5〜1/s
- 試料濃度(Sample concentration):>=10 pM
- 試料の屈折率(Sample refractive index):1.33〜1.40
【使用方法と注意】
- 説明会に出席した講座の使用を認めます。
- その他の研究室の使用については、管理担当者にご相談下さい。
- 使用に当たっては、サンプルに適したセンサーチップを購入する必要があります。
解析対象の一方(リガンドと呼んでいる)をセンサーチップに固定し、もう一方(アナライトと呼んでいる)をフローセルに流して相互作用を解析します。
- 以下に、消耗品情報のあるメーカーウェブサイトを列挙します。
- 使用する USB メモリは、必ず、事前に研究室でウイルスチェックし、更に、同じフロアの分光分析室(2)に設置の専用PCでもチェックして下さい。
【利用料金】
- 予算振替で徴収します。
「料金表」(学内限定)参照
【管理担当】
最終改訂(1/6/2017)
生命科学先端研究支援ユニット 分子・構造解析施設(旧実験実習機器センター)