============工作技術講習会報告===========


 例年本学の工作室利用者を対象に、機器の操作説明を行ってきましたが、今回は富山大学技術部より講師を迎え、操作説明に加えて作品製作を行うという本格的な講習会を開催することができまた。何度打ち合わせを繰り返し、準備も大変でしたが、終了後の参加者からは「大変楽しかった」「来年も是非開いて欲しい」という声が聞かれ、スタッフ一同胸をなで下しています。学内にはまだ、工作室の存在を知らないという方も多数見うけられるようですが、上手く利用すれば非常に便利な機器がたくさんあります。
 この機会に機器センターの利用案内やホームページで、工作室の項目をご覧になってはいかがでしょうか。


平成11年度工作技術講習会を終えて

工作機器部会幹事 永福 智志(医学部 第二生理学)

 平成11年11月4日(木)および5日(金)、平成11年度工作技術講習会を実験実習機器センター主催のもと、工作室にて開催しました。二日間で、延べ人数40名の学生および教職員の参加者があり、好評をもって閉会しました。
 講習会は、富山大学技術部の技官の方々を講師として招聘して、比較的使用頻度の高い工作機械に対して、4つのコースを設けて行いました。各コースとも単に工作機械の模範的な操作方法のデモンストレーションにとどまるものではなく、各参加者に実際に製作課題を与えて、講習会期間中にそれらの課題を自ら工作機械を操作して製作するという、一歩踏み込んだ内容のものになりました。
 例えば、旋盤コースでは、小物入れ容器、フライス盤コースでは、アクリル性の箱、ボール盤コースでは、フランジ結合、また、溶接コースでは、ステンレス容器の製作が製作課題として各参加者に与えられました。
これらの課題の製作は、午前または午後の比較的限られた時間の中では、やや時間的に窮屈であった面もありましたが、逆に言えば、短い時間の中、たいへ盛りだくさんの学ぶべき内容があったと思います。
 講師の方々にはあらかじめ詳細かつ丁寧なテキストを用意していただき、また、講習期間中は非常に熱心にご説明、ご指導いただきました。参加者の多くは(私自身も含め、)いくつかの不慣れであった工作機械の使用に関して十分に体得できたものと思います。 講習会は参加者全員に修了証を配布して閉会しました。 講習会が今後の工作室のさらなる利用につながるものと信じます。
 最後に、ご指導頂きました富山大学技術部の皆様、また本講習会の企画運営に携われました本学実験実習機器センターのstaffの皆様に深く感謝いたします。

工作講習会写真



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