レシオ/FRET/発光イメージングシステム 浜松ホトニクス HCImage Acquisition
特徴 概要
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低ノイズ、高画質のORCA-FusionデジタルCMOSカメラを新たに取り付け、その性能を最大限に引き出すイメージングソフトウェア HCImage Acquisitionにアップグレードしました。さらに、Fura-2に特化したLED光源「pE-340fura」を新規導入し、安定した励起光で高精度なカルシウムイメージングが可能となりました。
主な用途:カルシウムイメージング(Fura-2)
注意点:励起波長が 340 nm および 380 nm に限定されます。Fluo-4(488 nm)、Cameleon(430-494 nm)、Indo-1(350 & 488 nm)を用いたカルシウムイメージングは使用できません。
仕様

- 顕微鏡
- 電動倒立顕微鏡 :ニコン ECLIPSE Ti-E
・微分干渉装置 ・落射蛍光装置 - 対物レンズ :
10X, 20X, 40x, 60X(油浸),100X(油浸) - 透過照明 :
D-LH/LCプリセンタランプハウスLC : 12V100Wハロゲンランプ - カメラ(2023年3月 購入)
- ORCA-Fusion デジタルCMOSカメラ
- 有効画素数:2024 x 2024
- 画素サイズ:6.5μm x 6.5μm
- 光源(2025年3月 購入)
- pE-340fura LED Illumination for Fura-2
- 340 nm / 380 nm の波長に特化(高速波長切り替えが可能)
- Fura-2 を用いたレシオイメージングに最適化
- 制御・画像解析(2023年3月 購入)
- OS Microsoft windows 10
- HCImage Acquisition ソフトウェア U11158-02
- 多次元画像取得
各種周辺装置を制御して、ステージのXYZおよびフィルタチェンジャによって波長を切り替えることで、多次元画像の構築が可能です - リアルタイム輝度解析
経時的な画像取得において、複数点の輝度、レシオ値をリアルタイム、または画像取得後にプロットすることが可能です。pE-340fura の導入により、Fura-2 を用いたカルシウム濃度計測の精度が向上し、実験中のリアルタイムモニタリングがさらに安定化します。

利用方法
- 簡単な画像取得の動画と、Fura-2によるカルシウムイメージングの使用方法(pdf)が、本機のPCにはいっていますので、参考にしてください
- 「予約システム」で予約して使用してください
- 利用料金は、機器利用料金表(学内限定)を参照してください (ソフトのみの利用も同じ料金体系になります)