「ひらめき☆ときめきサイエンス ようこそ大学の研究室へ」は,日本学術振興会の科学研究費補助金を受けて実施した研究の成果普及事業として,富山大学で開催されるプログラムです.

 平成20年8月22日,「遺伝子研究を体験してみよう.―オープンラボ2008富山―」を開催しました.


実施担当者は以下のとおりです.
田渕 圭章(たぶち よしあき) 生命科学先端研究センター
高崎 一朗(たかさき いちろう)生命科学先端研究センター
大塚 哲 (おおつか さとし) 生命科学先端研究センター
古澤 之裕(ふるさわ ゆきひろ)富山大学大学院博士課程1年
朝日 彰子(あさひ あきこ)  富山大学大学院修士課程1年



●以下,写真を用いて実施の様子を示します.

8月8日 午前 実施担当者が 遺伝子実験施設 のセミナー室に集合し,実施の内容を検討しました.

8月8日 午後 当日使用するサンプルを用いてPCR実験を行いました.問題なく,PCR産物が増幅されることを確認しました.


8月21日 午前 講義を行うセミナー室の準備完了.議論しやすいようにこのような配置にしました.


8月21日 午前 参加者には,本事業のパンフレットやメモ用にノートとボールペンを配布しました.


8月22日 午前 開催日当日.玄関のところにポスターを掲示しました.


8月22日 午前 大学構内は複雑で分かりにくいので,所々に案内板を出しました.


8月22日 午前 玄関入ってすぐの所で受付を行いました.


8月22日 午前 開始時間までに無事全員が集合しました.開会の挨拶に引き続いて,科学研究費補助金について日本学術振興会から配布されたパンフレットを用いて説明しました.


8月22日 午前 本日行う実験の内容の説明を行いました.参加者はまだ慣れておらず少々緊張気味でした.

8月22日 午前 いよいよ実験のスタート.参加者は,実験着,手袋,マスク,キャップを着用し,最初は,慣れない手つきでピペット操作を行っていました.普段,扱うことのない微量のサンプルを正確に測り取るには,この操作をマスターしなければなりません.

8月22日 午前 各自,ピペットを用いて,実験サンプルを専用のチューブに加えていきました.大学院生2名がこの操作を丁寧に指導してくれました.その甲斐あってか,参加者の手つきは研究者のように見えます.

8月22日 午前 当日,地元ケーブルテレビや新聞社2社の取材がありました.参加者は,多少緊張しながら実験操作を行っていました.なかには,インタビューを求められる参加者がいましたが,無難に対応していました.


8月22日 お昼 午前中の操作は無事終了.手洗いをした後に,昼食を取りました.参加者には,お弁当とお茶を提供しました.


8月22日 お昼 昼食を取り終えたところで,大学院生の古澤くんによる話題提供を行いました.研究内容をかわいらしいイラストを用いて解りやすく説明してくれました.アポトーシスは理解できたかな?


8月22日 お昼 次に大学院生の朝日さんに話題提供をしてもらいました.彼女自身の高校から現在に至るまでに関して,気さくなトークをしてくれました.それに対する質問により場の雰囲気が次第にやわらかくなってきました.


8月22日 午後 実験によってDNA量が増幅されたか,電気泳動法で調べました.高崎先生の解りやすい説明に参加者は聞き入っていました.

8月22日 午後 ラボツアーとして, 遺伝子実験施設 や医学部の研究室にある最先端の設備や機器を見学してもらいました.この写真は,クラゲの緑色蛍光タンパク質を哺乳類の細胞に導入し,緑色に光る細胞の観察を行っているところです.参加者は,ここまで,実験,観察や見学と盛りだくさんで,少々慌ただしかったのですが,全てに熱心に取り組んでくれていました.


8月22日 午後3時からはクッキータイムとフリートーク.参加者には,お菓子とお茶を提供しました.一息ついた後に,参加者の質問に対して教員3名が答えるというフリートークの場を設けました.大塚先生は,色々な質問に対して丁寧に答えておりました.恐らく,参加者の何かの参考になったと思います.

8月22日 午後 本日,最後の講義.田渕が,遺伝子研究の紹介と題して,我々が実際に行っている研究内容の説明と遺伝子組換えに関連した話題を提供しました.精巣の機能,内分泌かく乱化学物質,遺伝子組換え技術と,難しい内容でありましたが,参加者は熱心に耳を傾けてくれました.


8月22日 午後 参加者一人一人に修了証書「未来博士号」を手渡している様子です.将来,この中から科学に関する仕事に就く人がいると思います.


8月22日 午後 最後に, 遺伝子実験施設 の前で集合写真を撮りました.何事もなく終了することができ,大変良かったです.参加者・実施者の皆さん,ご協力ありがとうございました.