<実験実習機器センターの改革(1)>

機器センターの新しい管理・運営方法について


 実験実習機器センターでは、数年前から管理・運営方法の見直し(自己点検評価)を行ってきましたが、平成10年度より本格的な検討を開始し、今年度当初までに基本方針案をまとめました。ここまでの経緯と概要は、先に機器センターニュース号外(平成11年5月21日発行)でお知らせし、広く利用者の皆様のご意見を伺ったところです。
 これに寄せられたご意見などを参考にして更に審議を重ね、平成11年8月3日開催の運営委員会において、「管理運営要項」と「利用内規」が制定され、平成12年度から実施・施行されることになりました。ここに改正の要点をまとめ、利用者の皆様のご理解と今後の運営へのご協力をお願い致します。

・利用登録と利用について(「内規」第4条)
 利用者全員に利用登録をして頂くことになりました。利用に関し特には大きな変更はあ りません。
・部門構成について(「要項」第2条)
 部門を整理統合し、生化学系、形態系、構造・物性解析、細胞生物学系、共通、の5部門で構成することになりました。
・運営について(「要項」第3条)
 部会と幹事に委嘱してきた運営を改め、センター技術職員が各部門の主任となり、管理運営の中心を担うことになりました。
・利用者会について(「要項」第2条3、第3条3)
 従来の部会に替えて、部門に利用者会を(必要ならば複数)設け、利用者の意見を集約して運営委員会等に反映することになります。なお、設置希望機器などに関しては、部門や利用者会にこだわらず、利用者の意見を直接伺いたいと考えております。
・アドバイザーについて(「要項」第4条)
 機器の利用方法に詳しい利用者に「アドバイザー」になって頂き、「主任」への技術指導や研究に直結した助言等をお願いすることになりました。
 なお、運営経費に関しましては、従来どおり部門単位の予算を編成し、より効率的に運用して行きたいと考えております。

(五味 記)


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