Cover(1)

平成11年度機器・分析技術研究会に参加して


実験実習機器センター 恒田 則子

 平成11年度機器・分析技術研究会が11月11、12日に杜の都仙台にて開催され、当機器センターから森腰、恒田の両技官が参加しました。
 開催場所となった東北大学金属材料研究所は、KS磁石鋼を発明した本多光太郎博士を研究主任として発足して以来80年以上の歴史を誇り、その規模は富山医薬大の研究施設にほぼ匹敵し、建替えられて10年近くを経たとはいえタイル張りの建物群に旧帝大の威力を感じました。
  今回この研究会を主催した金属材料研究所技術部は昭和60年に設置され、現在70名の技術職員で構成されており、この中には講師、助手および教務職員も14名含まれています。
技術部の運営は技術部職員全員が参加することを基本にしており、技術職員で組織される技術部運営会議で組織、人事、予算などを審議し、また、昇格、特昇、研修、情報化を専門的に審議する委員会を技術部運営会議の下に設置しています。
「21世紀の技術部のスタイル」と称していますが、まさに理想的な技術部の姿であると言えるでしょう。
この研究会では森腰技官が『実験実習機器センターのテクニカルトレーニング』と題し、NMR新規利用者の利用教育について、140名の参加者を前に口頭発表を行いました。工学部系の技術発表が中心となっているこの研究会において、森腰技官の発表は誰もが興味を持ち得る内容で質疑応答も活発に行われました。
仙台発表 また、カラー写真などを随所に取り入れたOHPによるプレゼンテーションは好評を博し、立山連邦を背景にした大学の航空写真が写出されると場内から声が上がったほどで、これからのプレゼンテーションは如何に聴衆を惹きつけるかがキーポイントであるかということを切に感じました。
 最後に、この度の出張にご尽力いただきました研究協力課の竹林専門職員、桑原主任に感謝すると共に、来年福井大学で開かれるこの研究会に際してもご配慮頂けますようお願い申し上げます。




機器センターニュース No.8 の目次に戻る